|
気胸の検査では避けられないレントゲンとCT。
放射線の影響を気にする方もいらっしゃると思いますので調べてみました。
ソースによって数値が違うのでややこしいですが、まぁいろいろって事で。
私は数字に弱いので間違っていたらすみません。
結論:レントゲン、CTは撮らなきゃ仕方ない。
「仮に50ラド(500ミリシーベルト?)被爆したとしよう。発ガンの危険率は0.5%増える予想になる。子どもに遺伝病が起こる確率は0.1%だけ増える確立になる。さて、被爆しないでも、5人の死亡のうち1人は癌で死ぬ。だから、自然癌で死ぬ危険率は約20%である。これが50ラドの被爆で20.5%になるだけである。しかも、放射線によって生じる癌と、自然におこる癌は区別がつかないから、癌で死んだとしても、それが放射線によって起こったか自然に起こったか、区別できない。遺伝病の方は、自然発生率は2%であるから、50ラドの被爆はこれを2.1%にする。これは数値の上昇率としては無視できない。しかし、遺伝病も、仮に放射線で起こったとしても自然に発病するものと区別できない。放射線によるのかどうか分からない病気のことを、被曝したからといって個人で心配しても始まらないとおもう。」
講談社ブルーバックス 「人は放射線になぜ弱いか」近藤宗平著より ()内は私の加筆。
エラい先生がこう言ってるんだから、まぁ気にしないでいいんじゃないでしょうか。
「一般的に飛行機に乗っている時の放射線量は東京〜ニューヨーク間往復で胸の写真4枚分、0.2ミリシーベルトくらい(下の資料とえらい違うな・・・)と言われています。
ただし、この胸の写真の被爆量も文献により0.05ミリシーベルトから0.3ミリシーベルトまで幅があり、少ないほうだと4枚分、多いほうだと2/3枚になります。
一般的に人が受ける自然放射線の量は年間で2.4ミリシーベルトと言われています。これは一般的な日常生活を送っている人で、
赤道に近い国々の人々や高度の高い国は10ミリシーベルト以上と言われています。(赤道直下のボルネオに暮らしていた私は相当被爆しているってことだな・・・) 先の年間被爆量の2.4ミリシーベルトを胸のX線写真
に換算しますと約8〜48枚分になります。 つまり普通に生活していても胸の写真8〜48枚くらいは被爆しているのです。
ほかの被爆の多い国に換算すると、さらにこの4倍くらいですからX線の検査に過敏Iなる必要はないのです。
つまりそのような自然放射線の多い国で生活している人は、日常生活を送っているだけで年間に200枚くらい胸の写真を撮影していると考えられます。
それではどのくらい放射線を被爆すると症状は出るのでしょうか?
全身に一度に0.5シーベルト(500ミリシーベルト)被爆すると白血球が一時的に減少します、同じく全身に一度に1シーベルト被爆すると倦怠感や吐き気が起こります、同じく全身に一度に7シーベルト被爆すると死亡すると言われています。
つまり、頭のCT検査500回分を一度に全身に被爆すると約0.55シーベルト被爆した事になるので、その時に初めて症状(一時的な白血球の減少)が出ます。」
松戸神経内科のサイトより無断転載 ()内は私の加筆
|
以下、上記のブルーバックスに載っていた古い資料。
単位のラドってのは古い言い方で今はグレイと言うらしい。
1ラドは1レムと同じようなもんらしい。(ラドは放射線の被爆量の単位)
レムも古い言い方で、今はシーベルトと言うらしい。
1ラド/1レム=0.01シーベルト=10ミリシーベルト
| 診断部位 |
撮影1件辺りの被爆量
(ミリラド) |
強引にミリシーベルトに直すと |
| 皮膚 |
骨髄 |
皮膚 |
骨髄 |
| 頭・くび |
400 |
12 |
4 |
0.12 |
| 胸 |
200* |
30* |
2 |
0.3 |
| 胃 |
950* |
40* |
9.5 |
0.4 |
| 腸 |
370 |
40 |
3.7 |
0.4 |
| 腰椎 |
520 |
8 |
5.2 |
0.08 |
| 歯 |
330 |
2 |
3.3 |
0.02 |
| CT |
1000 |
200 |
10 |
2 |
*間接撮影
橋詰雅「医療被曝Q&A」メディカルインデックス社(1981)49表12より |
胸のレントゲンっていろいろあるみたいですな。普段撮ってるやつは多分↑この資料よりも被爆量が少ないやつだと思う。
↓こっちのほうが新しいけれどたしかに数値が全然違いますね。施設によって大きく異なる、とあるのでいろいろなんでしょう。

ちなみに単位について。青森県商工労働部 資源エネルギー課のサイトより無断転載
|
放射能の強さや放射線の量を表すのにも様々な単位が使われています。 1秒間に何個の原子核が 放射線を放出して変化(壊変)するかを表す放射能の単位としてベクレル(Bq)が使われます。そのほかに放射線の量や、放射線の人体に対する影響を評価す
る単位として、照射線量(クーロン毎キログラム:C/kg)、吸収線量(グレイ:Gy)、線量当量(シーベルト:Sv)などの単位があります。
|
|
●放射能・放射線の単位(国際単位系とこれまでの単位の換算表)
|
|
|
単 位
|
定 義
|
従来の単位
|
換 算
|
|
放射能の単位
|
ベクレル
Bq
|
1秒間に1個の
原子核が
壊変している
放射性物質
|
キュリー
Ci
|
1Ci=3.7×1010Bq
|
放
射
線
の
量
に
関
す
る
単
位
|
照射線量
|
クーロン毎
キログラム
C/kg
|
1kgの空気に
照射し、
1クーロンの
イオンを作るX線、
ガンマ線量
|
レントゲン
R
|
1R=2.58×10-4C/kg
|
|
吸収線量
|
グレイ
Gy
|
1kg当たり
1ジュールの
エネルギー吸収が
あるときの線量
|
ラド
rad
|
1rad=0.01Gy
|
|
線量当量
|
シーベルト
Sv
|
グレイに線質係数、
修正係数をかけた
もの
|
レム
rem
|
1rem=0.01Sv
|
|
●単位の関係
|
※1シーベルトの1,000分の1が1ミリシーベルト
※1レムの1,000分の1が1ミリレム
※1キュリーの1,000分の1が1ミリキュリー(mCi)
※1キュリーの100万分の1が1マイクロキュリー(?Ci)
※1キュリーの1兆分の1が1ピコキュリー(pCi)
|
|